American Vintage Magazine Moxie Story 04
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Moxie

Moxieの看板に、なぜテッド・ウィリアムズがいるの?

甘いだけじゃない、ちょっと苦い。かわいいだけじゃない、妙に強い。 Moxieの看板には、アメリカ広告のクセと、野球スターの説得力が同居しています。

Moxieと野球をテーマにしたレトロなブリキ看板イラスト
ソーダなのに、なぜかバットを振りたくなる看板。

アメリカのソーダには、いろいろな性格がある。

コーラは王道。

7UPは爽やか。

ルートビアは少しクセ者。

そしてMoxie。

Moxieは、だいぶクセ者である。

名前からして強い。

モクシー。

なんだか、飲む前からこちらを試してくる感じがする。

「君にこの味がわかるかな?」

みたいな顔をしている。

ソーダなのに。


Moxieは、甘いだけじゃない

Moxieは、1884年に生まれた歴史ある炭酸飲料として知られている。 特徴は、甘さの奥にある独特の苦み。

その個性に関係しているのが、ゲンチアナの根のエキス。

この時点で、もう普通のソーダではない。

普通のソーダは、だいたいレモンとかオレンジとか、分かりやすい果物を出してくる。

でもMoxieは、根。

根で勝負してくる。

強い。

しかも、もともとは「Moxie Nerve Food」として売られていた時代がある。

名前がもう、効きそうである。

飲んだら急に背筋が伸びそうだ。

実際に伸びるかどうかは、個人差があります。

そこにテッド・ウィリアムズが登場する

このMoxieの広告に、テッド・ウィリアムズが起用されていた。

テッド・ウィリアムズといえば、ボストン・レッドソックスの名選手。

野球殿堂入りもしている、アメリカ野球史に残る強打者である。

そんな人がソーダの広告にいる。

これがいい。

今の感覚だと、有名選手の広告は珍しくない。

でもレトロなブリキ看板で見ると、急に時代の空気まで乗ってくる。

野球。

ソーダ。

夏。

球場の売店。

ラジオ中継。

そして、ちょっと苦いMoxie。

情報量が多い。

でも、アメリカン雑貨はだいたい情報量が多いほど楽しい。

クセのある飲み物には、強い広告が似合う

Moxieは万人向けの優等生というより、好きな人が深く好きになるタイプの飲み物だ。

最初のひと口で、少し驚く。

二口目で、まだ考える。

三口目で、なぜかもう一度飲んでいる。

そういうタイプ。

だから広告も、少し強いくらいが似合う。

黄色と赤の看板。

大きなロゴ。

有名野球選手。

「これ、ただのソーダじゃないぞ」という顔。

いい。

非常にいい。

部屋に飾ると、かわいいだけでは終わらない。

ちょっとした会話のきっかけになる。

レンガ壁に掛けられたテッド・ウィリアムズのMoxieブリキ看板
Today's Good Stuff 赤い看板に、バットを構えるテッド・ウィリアムズ。 ここまで堂々と「Make Mine Moxie」と言われると、クセのあるソーダも急に名選手の風格になる。

ブリキ看板は、時代ごと飾れる

広告看板の面白さは、商品名だけではない。

そこに写っている人物。

文字の言い方。

色の強さ。

余白の少なさ。

そういう全部が、当時の空気を連れてくる。

Moxieとテッド・ウィリアムズの看板は、まさにそのタイプだ。

ソーダの広告であり、野球の記憶でもあり、アメリカの店先の匂いでもある。

壁に掛けるだけで、そこに小さな物語が生まれる。

しかもMoxieなので、少し苦い。

甘いだけじゃないところが、また良い。

最後に

Moxieの看板は、ただポップなだけではない。

ちょっと変。

ちょっと渋い。

ちょっと強い。

そこにテッド・ウィリアムズがいる。

もう、ただのソーダ看板ではない。

アメリカの広告文化と野球文化が、ブリキの板の上で握手している。

たぶん固い握手である。

名選手なので。

部屋に飾るなら、少しクセのある場所がいい。

作業机の横。

ガレージ。

本棚の上。

あるいは、コーヒーを飲む場所。

ソーダの看板を見ながらコーヒーを飲む。

矛盾しているようで、アメリカン雑貨的には正しい。

好きなら、それでいいのだ。

Good Stuff Department

437ULG

今回の話のきっかけは、437ULGのMoxieブリキ看板。 テッド・ウィリアムズとクセありソーダの組み合わせを部屋に飾りたい人は、こちらをどうぞ。

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