American Vintage Magazine Diner Goods Story 08
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Diner Goods

ハンバーガーのソープディスペンサーって、なぜ洗面台に置きたくなるの?

ハンバーガーである。 でも食べられない。 上から石けんが出る。 その時点で、もうだいぶ勝っている。

ハンバーガー型ソープディスペンサーのレトロなイラスト
洗面台に置くと、そこだけ小さなダイナーになる。

ソープディスペンサーというものは、だいたい真面目な顔をしている。

白。

透明。

ステンレス。

清潔感。

生活感を消すための、静かな道具。

そこへ突然、ハンバーガーが来る。

バンズ。

レタス。

トマト。

パティ。

チーズ。

そして上には銀色のポンプ。

情報量が多い。

手を洗う前に、ちょっとお腹が空く。

困る。

でも、楽しい。


まじめな道具のふりをした冗談

このソープディスペンサーの面白さは、用途がちゃんと真面目なところにある。

手を洗う。

石けんを出す。

衛生的に暮らす。

とても大事。

しかし見た目はハンバーガー。

このギャップがいい。

生活の中の道具は、全部が無表情である必要はない。

朝、眠い顔で洗面台に立つ。

そこにハンバーガーがいる。

こちらを見ているわけではない。

でも、なぜか少し元気になる。

ハンバーガーの説得力である。

ハンバーガーは、ほぼアメリカのアイコン

ハンバーガーは食べ物でありながら、デザインとしてもかなり強い。

丸いバンズ。

緑のレタス。

赤いトマト。

黄色いチーズ。

茶色いパティ。

色だけで、もう分かる。

ピクトグラムとして優秀すぎる。

アメリカンダイナーの看板にも似合う。

ロードサイドのネオンサインにも似合う。

映画の中で紙袋から出てきても似合う。

つまり、どこにいてもアメリカっぽい。

だから雑貨になると強い。

部屋の片隅に置いただけで、急に「フライドポテトもありますか?」という空気が出る。

ない。

ソープである。

ダイナー気分は、洗面台にも来る

アメリカン雑貨というと、看板やマグカップを思い浮かべることが多い。

でも、こういう日用品型の雑貨も楽しい。

飾るだけではなく、毎日使う。

キッチンでもいい。

洗面所でもいい。

手を洗うたびに、少しだけダイナーのカウンター気分になる。

もちろん実際の洗面台にウェイトレスは来ない。

コーヒーのおかわりも聞かれない。

でも、雰囲気は出る。

暮らしの中に、そういう小さな冗談があるのはいい。

真面目すぎる部屋は、少し肩がこる。

ハンバーガーくらい置いておきたい。

ハンバーガーデザインのソープディスペンサー正面 ポンプを外したハンバーガーデザインのソープディスペンサー
Today's Good Stuff 完成形はしっかりハンバーガー。ポンプを外すと、急にソープディスペンサーとしての現実が顔を出す。 この“ちゃんと使える変なもの”感が、とてもいい。

実用品と置き物のあいだ

写真を見ると、ちゃんとディスペンサーとして作られているのが分かる。

上部のポンプを外して、中に液体を入れる。

構造としてはシンプル。

でも見た目は、かなり食べ物。

ここがいい。

完全な置き物だと、置く場所を少し選ぶ。

でも実用品なら言い訳ができる。

「必要だから置いています」

と言える。

見た目がハンバーガーでも。

かなり強い言い訳である。

しかも使うたびに目に入る。

棚の奥ではなく、暮らしの前線にいる雑貨。

そういうものは、部屋の空気をじわじわ変える。

最後に

ハンバーガー型のソープディスペンサーは、冷静に考えると少し変だ。

食べ物の形をしている。

でも食べられない。

押すと石けんが出る。

やっぱり変だ。

でも、アメリカン雑貨の楽しいところは、まさにそこだと思う。

少し大げさ。

少し陽気。

少し意味が分からない。

だけど、毎日を少しだけ軽くする。

洗面台にハンバーガー。

キッチンにハンバーガー。

手を洗うたびに、頭の中で小さなダイナーのベルが鳴る。

チーン。

ご注文は清潔感ですね。

かしこまりました。

Good Stuff Department

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今回の話のきっかけは、437ULGのハンバーガーデザイン ソープディスペンサー。 洗面台やキッチンに、少しだけダイナー気分を置きたい人はこちらへ。

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